本日の記事の見出し
お金によって大切なものは消えてしまう
今日は
「モチベーション」
をテーマに触れてみたいと思います。
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■あなたも知らない!?モチベーションには2種類ある
「モチベーション」
という言葉はご存じだと思います。
では
「モチベーションには2種類ある」
ということはご存じでしょうか?
「外発的モチベーション」
「内発的モチベーション」
上記の2種類があります。
社会的地位や報酬は
「外発的モチベーション」
と呼ばれます
個人のやりがい、生きがいは
「内発的モチベーション」
と呼ばれます。
自分の外側にある=外発的モチベーション
自分の内側にある=内発的モチベーション
こんな感じで覚えてみてください。
ここからは
「外発的・内発的モチベーション」
が消えてしまう要因に触れてみます。
一方のモチベーションによって
「もう片方が跡形もなく消える」
ということが明らかになっています。
■報酬によってやる気が消えていた!?ある大学生の実験
一番顕著に表れるのが
「外発的モチベーションによって内発的モチベーションが駆逐される」
というケースです。
「大学生にパズルを解く」
という課題を与えました。
Aグループには
「パズルが解けたらお金が支払われる」
としました。
Bグループには
「パズルが解けても報酬は無し」
としました。
さて、どちらのグループの成績が良かったでしょうか?
それはAでしょ、と思いませんでしたか。
でもわざわざ記事にするから、Bだなと思いましたか?(笑)
成績が良かったのは
「Bグループ」
です。
Bグループは
「知的挑戦を楽しむ(内発的)」
というモチベーションで臨みました。
しかしAグループは
「金銭的報酬(外発的)」
に満足して知的挑戦を無意識に放棄しました。
ただパズルを解くだけなので
「金銭的報酬は僅か」
です。
Aグループの興味が
「報酬の多少に向いた」
ということです。
つまりはわずかな報酬(外発的)によって
「挑戦する気持ち(内発的)」
が駆逐されたという結果です。
パズルの件は実験ですが
「内発的モチベーションの駆逐」
は実際に起こっています。
ここからは
「保育園」
のケースを見てみましょう。
■保育園で罰金制度を導入…果たして意図した結果は得られた?
とある
「保育圏」
での事例です。
その保育園では
「保護者が既定の時間までに子供を迎えに来ない」
ということで悩んでいました。
閉園時間を過ぎても保護者が迎えに来ないので
「保育士がずっと待機しなければならない」
状況が続いています。
保育士に負担がかかる上、不公平さも生まれています。
あなたが園長だったら
「解決するためにはどうしますか?」
この保育園では
「罰金制度」
を導入しました。
時間内に迎えにいかないと
「保護者が損をする」
という施策を取ったのです。
これは良さそうです。
人の強い行動メカニズムである
「損失回避性」
を活用した策です。
罰金制度を導入した結果
「閉園時間までに来る保護者の数」
はどうなったでしょうか?
果たして減ったでしょうか?
結果はなんと
「閉園時間までに来ない保護者が激増」
でした。
保護者達は罰金を
「抑止策」
とは取らなかったのです。
お金を払えばよい
「追加サービス」
と捉えたのです。
導入前は保護者も
「保育園に気を遣い時間通りに行く」
としていました。
協力的にしようという
「内発的モチベーション」
が多く存在していました。
一部の保護者には無かっただけだったのです。
しかし
「外発的モチベーション(罰金)」
により跡形もなく無くなったというケースです。
もしかしたら
「閉園時間までに迎えに来ない保護者の名前を張り出す」
とした方が効果が高かったかもしれません。
企業でも多くのマネージャーは
「外発的モチベーション」
によってコントロールをしようとしています。
特に年配の管理職にはまだ見られる傾向です。
しかし一歩間違えると、大きな力の源泉である
「内発的モチベーションを駆逐している」
ことになっています。
人の行動のほとんどは
「無意識のうちに選択されている」
ということはご存じでしょうか?
この記事の例でも
「報酬が与えられる!?よしやる気をなくそう!」
とはなりません。
無意識のうちに
「内発的モチベーションが駆逐されている」
ということです。
人の行動は
「直前に正しく情報を与える」
ことで導くことができます。
脳科学や行動科学で明らかになってることです。
先人たちの知見をビジネスに活用できるようにしたのが
「行動創造理論」
です。
営業であれば
「お客様の行動」
を創り出し売上を拡大します。
マネージメントであれば
「社員の行動様式」
を変え、良い企業に変えていきます。
何をやっても変わらないのであれば
「行動創造理論」
を取り入れてみてはいかがでしょうか?
コストを削減しながら成果を手にできるでしょう。
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今日は「モチベーション」をテーマに触れてみました。